言葉が壁ではなく「橋」になる瞬間を!       

日本の高校生も
ボランティアの日本語先生として
頑張ってくれています。

みなとGlocalには今まで先生になって頂いた方が沢山いらっしゃいます。
お仕事や毎日の忙しさの中で少しずつ時間を作ってご参加頂いています。
子どもたちはそうした日本語の先生、ボランティアスタッフに支えられています。

そんな先生方からの言葉も少しずつご紹介していきたいと思います。

外国から来たクラスメイトの困っている姿

私がこの活動に参加するようになったのは、幼少期から外国人が身近にいる環境で育ったことが大きなきっかけです。
小学生のとき、外国から来たクラスメイトが言葉や文化の違いに苦労し、授業についていけず困っている姿を見てきました。
その頃から、自分にできることは何かを考えるようになり、高校生でも参加できるみなとGlocalの活動を知ってすぐに参加を決めました。

みなとGlocalでの活動


活動では、授業への参加を通じた学習サポートに加え、ひらがなや簡単な言葉、日本の行事をテーマにした教材の制作にも取り組んでいます。
子供たちが楽しく学べるよう、音読の練習にイラストや穴埋め形式の問題を取り入れるなどの工夫を重ねました。


特に印象に残っているのは、対面イベントで実際に子供たちと出会い、一緒にゲームをした経験です。
初めは恥ずかしがっていた子が、少しずつ笑顔を見せ、積極的に参加するようになる姿を見るたびに、言葉が壁ではなく「橋」になる瞬間を感じます。
こうした体験を通じて、子供たちが学ぶことへの喜びや自信を育むサポートの重要性を改めて実感しました。

みなとGlocalの先生

また、みなとGlocalの活動には、多くの頼もしい先生方が参加しています。
それぞれが豊かな経験や創意工夫を活かし、子供たちに寄り添う姿勢から、多くの学びと刺激を受けていると感じます。

対面イベントやミーティングなどで、共に協力し合う環境があるからこそ、子供たちへの支援がより充実したものとなっています。

今後も、子供たちが自分の言葉で未来を切り拓き、希望を持って進んでいけるよう、ひとり一人に寄り添ったサポートを続けたいです。

そして、みなとGlocalの活動が、外国につながる子供たちが個性を活かし輝ける社会の実現につながることを心から願っています。

MF先生        by みなとGlocal

みなとGlocalには高校生の先生もいます。
延べ人数で言うと20人以上の高校生の方にご参加頂いてきていると思います。
40年以上前の自分自身の高校時代を振り返って、現在の高校生の方々の意識の高さに驚くばかりです。

今回、「みなとGlocal」に文章を寄稿して下さった高校生のMF先生は本当に子どもに寄り添おうとしてくれた一人です。
日本語がわからず途方に暮れている中学生の子どもに、どうすれば「やる気」を出してくれるか、
色々と試行錯誤をして教材を手作りで何度も作ってくれました。

中国語など話せるわけではないのに、単語を一つ一つ調べて中国語訳を併記して下さった教材は
その言葉一つ一つの正確性よりも、その思いの強さで子どもの心に届き、確実に一歩一歩背中を押していったものと感じています。

先生は春から大学生。法律や政治学を学び、より良い社会を創りたい!とお話しされています。

「みなとGlocal」としては本当にお世話になり、とりわけ手作りの教材には我々先生も勇気をもらえたという感謝の気持ちと共に、
「みなとGlocal」での経験をより良い未来に繋げてもらいたいと心から祈るばかりです。